オフィス技能は事務の必須スキル　
MOS合格のための勉強法
受験について

オフィス技能は事務の必須スキル　

マイクロソフトといえばウインドウズですが、付属のパソコンソフトのオフィスも定番中の定番です。ワードやエクセル、パワーポイントなどは誰もが一度は使ったことがあると思いますが、その使いやすさから「なんとなく使っている」という人が多いのではないでしょうか。それゆえ、ちょっとした文字の変更や数字の計算、イラストの調整に戸惑ったこともあるはずです。僕もいまだに時々、「どうしたらいいんだろう」と悩むことがあります。

マイクロソフトオフィススペシャリスト（MOS）は、そんなマイクロソフトオフィスの活用スキルを証明する資格です。オフィス製品の性能を基礎からしっかり学ぶことで、ささいなことに悩む必要もなくなり、作業の効率化が図れます。キャリアアップや就活にも有利に使える、最近とても人気が高い資格です。

マイクロソフトオフィススペシャリストのポイント

パソコンスキルの証明になる
作業効率の向上
就職や転職のアピールになる
世界的に実施されている資格
受験者数は推計４９０万人の人気資格

メリット
パソコンスキルが向上することにより、日常業務を効率的にこなすことが可能になり、時間と労力の節約になります。またソフトをスマートに使いこなす知識は就職市場で高く評価され、さらに高度なスキルを習得すればより良い仕事の機会やキャリアの成長が期待できます。近年ではリモートワークがますます重要性を増しており、優れたパソコンスキルはリモートワークの仕事やフリーランスの機会には必須です。

収入について

事務職系スタッフ（調査による目安）
・月給２０〜２５万円
・年収３００〜５００万円
※勤務形態により違いはあります

MOS合格のための勉強法

市販の教材を使って独学する方法と、スクールや通信講座で学ぶ方法があります。
短期合格を目指すならおすすめは通信講座だと思います。自分の都合に合わせて学習できることに加えて、テキストは最短で合格するための多くの工夫がこらされています。資格に関する情報も豊富なので安心して学習を進めることができます。

時間に比較的余裕がある人はスクールに通うのもいいでしょう。スクールのメリットは計画的に学習でき、分からない部分はその場ですぐに講師に聞いて解決できるところです。自分の生活リズムに合った学びやすい方法を選ぶのがコツです。

合格の目安

合格率や科目ごとの合格点は公表されていませんが、1000点満点で550点～850点の範囲が合格の目安となっています。合格点数は試験問題の更新などにより変動するようですが、ほぼ７割近く得点できれば大体の合格ラインと考えられると思います。
合格点は試験終了後にパソコン画面に表示されるようになっています。また、試験終了後に渡される試験結果レポートにも合格点が記載されます。

試験は一般と上級の２種類

パワーポイントとアウトルックは一般レベルのみ。ワード、エクセル、アクセスは、一般レベルと上級レベル（エキスパート）があります。試験方法は全て、コンピュータを使った実技試験です。

試験科目	一般レベル	上級レベル（エキスパート）
Word（ワード）	●	●
Excel（エクセル）	●	●
Powerpoint（パワポ）	●
Access（アクセス）	●	●
Outlook （アウトルック）	●

一般レベルの試験では、基本的な知識と技能が出題され初心者向けで、比較的簡単に合格できるようです。上級レベルはそれよりも高度な知識とスキルが問われます。

Word（文書作成ソフト）

【一般レベル】
文字サイズやフォントの変更、表の作成・編集、作成した文書の印刷など、Wordでの基本的な編集機能を理解しているかが問われます
【上級レベル（エキスパート）】
スタイル機能や目次・索引作成などの長文機能、他のアプリケーションソフトからのデータ取り込みなど、Wordでの高度な機能を理解しているかが問われます

Excel（表計算ソフト）

【一般レベル】
数式や基本的な関数の作成、セルの書式設定、グラフ作成など、Excelでの基本的な操作を理解しているかが問われます
【上級レベル（エキスパート）】
ピボットテーブルなどのデータ分析、条件付き書式や入力規則の設定、マクロの作成・編集など、Excelでの高度な機能を理解しているかが問われます