【宇宙】形成途中の巨大な星(ハッブル宇宙望遠鏡)

学び

宇宙の話題は個人的に好きなのでNASAのホームページをしばしば見ています。なんというか遥か遠い宇宙の神秘的な写真や映像は、この世の根源的な謎に迫っているようで強く興味を引かれます。

さて、この美しい画像はNASA/ESAのハッブル宇宙望遠鏡が撮影したもので、宇宙の多様な色彩とふるまいを写し出しています。ここは星がたくさん生まれている場所(IRAS 16562-3959)で、みずがめ座の方向にあり、地球から約5,900光年離れているそうです。

ハッブル宇宙望遠鏡のカメラには4つの色のフィルターが搭載されており、いろんな波長の光を観測することができます。それによって、その場所の組成(どんな物質でできているか)、温度、密度などを調べることができます。

画像の中心(暗い部分)には、とても大きな星が隠れているそうです。太陽の30倍もの大きさを持つ星で、まだ形成途中。暗い雲のようになっているのは、近赤外線の光を遮断するたくさんのダスト(ちりやほこり)で覆われているためです。しかし、この星から出る噴出物がダストを吹き飛ばしている部分(画面左上と右下)では近赤外線の輝く光が漏れ出しています。

こうしたハッブル宇宙望遠鏡の画像は、銀河で一番大きく明るい星がどのようにして生まれるのか、その過程を理解する大きなヒントになるそうです。

宇宙についてもっと知りたい方

宇宙や星の知識を増やしたい人は以下の検定にチャレンジしてみるといいと思います。
天文宇宙検定
天文宇宙教育振興協会

なお、星検(星空宇宙天文検定)で知られた「一般社団法人 星空宇宙天文検定協会」は2024年2月6日に閉鎖となりました。